桜の記憶と、移りゆく春の景色
全国各地から桜の開花便りが届く季節になりました。
例年であれば「入学式までもつかな?」と心配するのが定番ですが、今年のスピード感を見ていると、どうやら春休みが一番の見頃になりそうですね。
新しい門出を祝う桜も素敵ですが、時間にゆとりのある春休みにじっくりと眺める桜も、また一興ではないでしょうか。
「当たり前」の裏側にある変化
私たちは毎年、春になれば当然のように桜が咲くものだと思っています。しかし最近、お花見のニュースと一緒に「桜の世代交代」という言葉を耳にすることが増えました。
多くの場所で愛されているソメイヨシノも、実は人間と同じように寿命があります。戦後に一斉に植えられた木々が高齢化し、病気や倒木の危険から、少しずつ新しい苗木へと植え替えが進んでいる地域も少なくありません。
今、この瞬間の姿を刻む
「去年見ていたあの立派な枝ぶりの桜が、今年はもういないかもしれない」
そう思うと、いつもの散歩道に咲く一本の桜も、これまでとは違った重みを持って見えてきます。形あるものはいつか変化しますが、その時々にしか見られない美しさがあるのも事実です。
忙しい毎日ではありますが、ふと足を止めて、今この瞬間に咲き誇る姿を記憶に焼き付けておきたいですね。
皆さんもこの春休み、大切な方と一緒に、今しか会えない桜を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
